タレントの渡辺直美が19日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を行った。東京五輪・パラリンピックの開閉会式を巡り、クリエーティブディレクターの佐々木宏氏が渡辺の容姿を侮辱する演出を提案した問題に対して動画内で言及。「最初に思ったのは、傷つく人がいると思った。同じようにコンプレックスに悩む人、乗り越えた人にとってもネガティブな内容。一日も早くこの報道が収束してほしい」と目に涙を浮かべて訴えた。

 

 渡辺は配信冒頭の50分間に思いを語った。「そもそも面白くないし、意図が分からないし、私が豚である必要性がない」と批判した上で、「日本の格好いいクリエイティブな人は多いのに、この報道が独り歩きするのが悔しい」と声を震わせた。また、「自虐ネタができないとか言われるけど、それで勇気をもらえる人もいると思う。私の経験だから、楽しく笑ってほしい」と呼び掛けた。

 YouTubeのコメント欄には、「日本人は体型に固執しすぎだといつも思う。痩せているが良い。太っているが悪い。って誰が決めたの?体型は顔と一緒で人それぞれ。個性だよ。渡辺直美は自分に自信を持っていてカッコいい。それが事実。応援しています」、「直美さん、涙が止まりませんでした。中学生時代、あなたがテレビに出るようになって、私は、学校で毎日デブ“”ブタって笑われて、ゴミを投げつけられて、つらい思いをしていました。何度も死にたくて、死のうとして、つらい思いをしていました。渡辺直美さん、あなたがいたから、今生きています。本当にありがとうございます。涙でいっぱいで、文字打つのもやっとです()。あなたは、私のHEROです。ありがとうございます」など激励や感謝のメッセージが。渡辺の願う通り、クリエイティブな発想を持った人たちが脚光を浴びる世界になることを祈るばかりだ。

By New Road 編集部

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