中日に育成ドラフト1位で入団した近藤廉が支配下登録された。シーズン開幕からわずか5日と異例のスピード出世だ。背番号は「202」から「70」に変更となる。

 

近藤は札幌学院大学から中日に入団。キャンプからアピールを続け、今シーズンのウエスタンリーグでは3試合に登板し、計3回2/3を1安打。1セーブを挙げている。キャンプで実戦デビューしてから、10試合連続で無失点を続けている。

 

中継ぎとして期待される近藤の特徴はスライダーのように変化する直球「真っスラ」だ。右打者の内角に食い込む真っスラで、バットをへし折ってきた。真っスラといえば近藤と同じ左腕で、通算1002試合に登板し407セーブを記録した中日のレジェンド・岩瀬仁紀氏の代名詞。ファンからは「育成とは思えない好投手。中継ぎの厚みが増す」、「中継ぎで結果を残して、いずれは岩瀬のような守護神になってほしい」といった声が上がっている。

 

そして、その体型と投球フォームでファンが思い出すのが、中日のもう1人のレジェンド。それは、50歳まで現役を続け、通算219勝を挙げた山本昌氏。体を少し丸めて投球モーションに入るところや、テークバックの静止画が特に似ていると話題に。インターネット上では「山本昌を彷彿とさせる。投げ方がそっくり」、「山本昌の写真だと思って見たら、近藤だった」、「山本昌は先発で、近藤は中継ぎと役割は違うが、息の長い投手になって中日一筋で頑張ってほしい」などのコメントがあった。

 

支配下登録され、プロとしてのスタートラインに立った近藤。2人のレジェンドに少しでも近づく活躍が期待されている。

By New Road 編集部

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