海外男子メジャーのマスターズが米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC11日に最終ラウンドが行われ、松山英樹が通算10アンダーで悲願のメジャー初制覇を果たした。

 

 4打差リードの単独トップから出た松山は終盤の1516番と連続ボギーで2位に1打差まで迫られたが大崩れせず、「73」で偉業を成し遂げた。

 

 マスターズ覇者に贈られるグリーンジャケットに袖を通す初のアジア人選手となり、優勝セレモニーにはディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン(米国)らと出席。セレモニーでのスピーチでは「この素晴らしいオーガスタナショナルでここに立てることをうれしく思っている。ファンの皆様ありがとうございました」と日本語で話すと、「Thank You!」と叫んだ。さらに、「オーガスタナショナルのメンバーの皆さまありがとうございました」と日本語で続けた後に「Thank You!」と再び笑顔で感謝を述べ、ギャラリーから歓声と笑いが起きた。

 

 英語圏でない選手も優勝スピーチでは英語でインタビューに答えるのが通例だけに、松山が日本語で応じたインタビューは海外で大きな反響及んだ。マスターズを取材した英国人記者は「英語ができなければ、米国では成功しないと言われていた。ヒデキは英語を不自由なく使いこなせるレベルだから、優勝セレモニーのインタビューで日本語で答えたことには驚いたね。裏を返せば、芯の強さと日本人である誇りを示した証だろう。あの笑顔で彼がナイスガイであることが伝わってくる。スピーチも素晴らしかったよ」と称賛していた。

By New Road 編集部

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