3月25日に行われた国際親善試合で、日本代表が韓国代表で30に快勝した試合で、3週間経った現在でも韓国国内で代表に対して批判の声が高まっている。

 

 韓国代表は攻守で精彩を欠き、決定機も作れないまま敗れた。パウロ・ベント監督に対する解任論がくすぶる中、韓国代表のDFホン・チョルが韓国のスポーツ紙・スポーツソウルのインタビューで日韓戦を振り振り返った。

 

 左サイドバックでスタメン出場したホン・チョルは対峙する日本代表の伊東純也、山根視来にスピードで振り切られる場面が目立ち、この試合のパフォーマンに対しては厳しい評価が多い。

 

 ホン・チョルはインタビューの中で、「日本に対して何もできず押し込まれたとき、腹が立った。過去の日韓戦を戦った先輩たちを思い返し、もう一歩でも走ろうと思った。日本に敗れると、所属クラブ・蔚山現代のホン・ミョンボ監督が『日本にもう一度負けたら引退する』とおっしゃっていた気持ちがよく分かる。次に戦う時は必ず勝つよ」と誓った。

 

 「韓国代表の選手たち、サポーターは日本代表を倒したいというモチベーションが強い。今回は快勝したが、次は厳しい戦いになるでしょう。それにしてもJリーグでプレーして日本国民からも親しまれているホン・ミョンボ監督がこのような発言をしていたことに驚きました。やはり日本戦には特別な思いがあるんでしょうね」(スポーツ紙の日本代表担当)。

 

 SNSやネット上では、「闘将ホンミョンボはJリーグ柏では主将で日本チームも熟知していて、同僚ユサンチョル、ファンソンホ選手主力の当時韓国代表が『日本にもう一度負けたら引退する』は分かるけど、ホンチョル選手が「腹が立ったよ、押し込まれてホンミョンボの気持ちが分かる」では、悔しさの気持ちだけで冷静に惨敗の要因と実力差が分かっていないのかな。今は韓国代表チームの低迷期です」、「もっと上を向いたほうが良いだろう。韓国や日本のサッカーではまだまだ及ばないサッカーがある。見えて来た違いや差をひとつひとつ乗り越えていく努力の向こうに進歩はある。ライバル、負けない気持ちは大事だがそれにとらわれていては描いたゴールにはとどかない」などの意見が見られた。

By New Road 編集部

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