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◆クラブ破壊は「引退」宣言
米国のゴルフ専門メディア「ゴルフマジック」が、米国内で話題となっている韓国人ゴルファーの興味深いコメントを伝えている。
注目されているのは、韓国出身の有望株、25歳のキム・シウー。先週行われた米国男子ゴルフ「RBCヘリテージ」の3日目、パー4の3番でバーディーパットがカップの縁で止まった。キムはカップインしそうな状況を60秒ほど見守り、ボールはカップに吸い込まれた。しかし、ボールが止まっているかどうかを確認できるのは10秒までとルールで決まっているため、バーディーと認められず、1打のペナルティーとなり結局パーとなった。
そして、キムはこの1週間前、さらに大きな話題を提供している。松山英樹が制覇したマスターズの2日目、パターを地面に叩きつけて破壊したのだった。2週連続で“渦中の人”となった。
ゴルフマジックによると、同じくゴルフ専門メディアの「ゴルフWRX」が、この1打罰となったパッティングをインスタグラムに掲載したところ、ファンの1人が「ボールがカップに入るとすぐに、キムはパターを折った」と事実ではないメッセージを投稿した。それに、キム本人が次のように答えた。
「もうクラブを折ることはない。それに関しては引退したから」。
キムは2度とクラブを壊さないと誓い、インスタグラムのストーリーで「再びクラブを折ったら100万ドル(約1億800万円)を払うと、(先輩ゴルファーの)パット・ペレスと賭けをした」と付け加えた。
◆マスターズ前週に3本破壊?
また、ゴルフマジックは、タイガー・ウッズのコーチを務めていたブッチ・ハーモンの言葉を引用して、キムがクラブを折るのは驚くことではないと伝えている。キムのコーチを務める息子のクロード・ハーモンから「彼はこれまでにもクラブを折っていて、マスターズの前の週は3本壊していたと聞いていた」と話した。
キムはマスターズで12位にタイの好成績を残し、来年の出場権を手にした。実力は十分。次はプレー中のマナーではなく、プレーや結果で注目されたいところだ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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