◆ホンダFCが横浜FMに勝利
きのう9日にサッカー天皇杯2回戦が行われ、JFLのホンダFCはPK戦の末、J1の横浜F・マリノスに勝利した。
ホンダは前半28分に獲得したPKをGK楠本祐規が決めて先制したが、後半22分に追いつかれ、試合は延長戦に突入した。延長前半12分に横浜FMのFWレオセアラにゴールを許して苦しい展開に。しかし、延長後半1分に途中出場のFW岡崎優希のゴールで追いつき、PK戦に持ち込んだ。
PK戦ではGK楠本が最初のシュートをセーブ。ホンダのキッカーは5人全員が決めて、横浜FMに勝利した。1回戦ではJ3のFC岐阜を下しているホンダは、3回戦に駒を進めた。
JFLに所属するホンダは2019年、JFL初の4連覇を達成した。今シーズンはここまで11試合で7勝2分け2敗。首位・いわきFCに勝ち点差2の2位につけている。
「アマチュア最強」と称されるホンダが天皇杯でJリーグのクラブを撃破するのは珍しくない。おととしは準々決勝で鹿島アントラーズに0-1で敗れたが、それまでにJリーグ3クラブに勝利している。
2回戦でJ1のコンサドーレ札幌に4―2で勝利すると、3回戦のJ2徳島ヴォルティスには2-0。そして、4回戦ではJ1の浦和レッズを2-0で下した。
ベスト8入りした2007年も、3回戦でJ2の東京ヴェルディ、4回戦はJ1の柏レイソル、5回戦はJ1の名古屋グランパスを破った。準々決勝ではJ1の鹿島に0-1で敗れたものの、延長戦まで持ち込んだ。
2016年もJ2の2クラブ、J3の1クラブに勝利。2017年は2回戦でJ1のジュビロ磐田に敗戦したが、PK戦までもつれている。
ホンダが目標に掲げるのは「天皇杯優勝」。天皇杯でJリーグのクラブに勝利しても、驚くことではない。ジャイアント・キリング(大番狂わせ)ではなく、“風物詩”なのだ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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