オリックス・山本由伸が11日のオリックス戦(京セラドーム)で82安打無失点、自己最多となる15奪三振の好投で今季6勝目をマークした。

 

 150キロを超える直球、スプリット、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップと全ての球が超一級品。広島打線は打てる球がなかった。7回までパーフェクトに抑えると、打線が7回に3点を先制。偉業達成に期待が膨らんだが、8回無死で先頭打者の広鈴木誠也に中前に抜ける初安打を浴びると、グラブを叩いて苦笑いを浮かべた。続く坂倉将吾にも右前打で無視一、二塁のピンチを迎えたが、きっちりギアを入れ直した。会沢翼、小園海斗、代打で登場した菊池涼介を三者連続三振。完ぺきな投球内容でチームを勝利に導き、交流戦単独首位に立った。

 

 山本の投球を分析したメジャーのあるスカウトは「今、日本で最も注目している投手。現時点でもメジャーで先発ローテーションに入って2ケタ勝利をマークできる力を持っている」と実力に太鼓判を押す。無限の可能性を秘めた22歳右腕。今後の投球も楽しみだ。

By New Road 編集部

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