河野太郎行政改革担当相が20日の日本テレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの感染予防で、12歳以上の児童、生徒に夏休み中のワクチン接種を呼び掛けた発言に批判が殺到している。

 

 河野大臣は「義務ではないから学校の授業時間に集団で打つ必要はないと思う」と前置きした上で、「子供たちは夏休み中に打ってもらって2学期から心配せず学校に行ける状況にできたらいい」と述べた。

 

 SNS、ネット上では、「とても問題のある発言だと思います。”期待を口にしただけ”と言われればそれまでですが、大臣の言葉には重みがあります。ワクチン接種は自己判断・自己責任なのですよね?児童・生徒の場合、保護者がそれを担う事になります。”夏休み中”と接種時期まで指定されている訳ですから、保護者は接種状況の様子見も出来ません。保護者ご自身、まだ接種していない方も多いと思います。これは、ワクチン接種の”同調圧力”になりませんか?夏休み明けに”接種児童”と”未接種児童”の差別的な対応やいじめにも繋がり兼ねません。そもそも、今、この時期に児童・生徒にワクチン接種する必要性はあるのでしょうか?政府の勝手な都合にしか思えません」、「打ちたい人には朗報ですね。我が家では私が医療従事者で、締切ギリギリまで悩んだ結果接種しましたが、子供にはまだ打ちたくありませんので、打たない自由を守ってもらいたい。強制ではないと言いながら子供たちに暗に勧めたり、接種の有無を聞くようなことがないようにしてもらいたい」などのコメントが。

 

 コロナの感染収束に向けてワクチンの接種率を高める必要があるが、ワクチン接種の強制力はない。ワクチン接種の有無を巡り、差別やいじめにつながるような状況にも頭を張り巡らすべきだろう。

By New Road 編集部

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