東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権が24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕。福島千里(セイコー)が女子100メートル予選で12秒01の組5着で上位16人による準決勝に進めず。個人種目での五輪4大会連続出場が消滅した。
福島は日本選手権100メートル、200メートルでそれぞれ8度優勝。両種目の日本記録保持者として女子陸上界を牽引してきた。五輪は08年北京から3大会連続、世界選手権は09年ベルリンから4大会連続出場したが、近年は度重なる故障で苦戦していた。
32歳のベテランは今回の結果を受け、第一線から退く可能性も考えられる。SNS、ネット上では、「引退する選手にはまだまだやれるのに勿体ないと惜しまれながら引退する選手は多いが、福島選手は、限界までよく頑張ってくれたと思います。東京オリンピックと母国開催に出場し、引退したい気持ちはあると思うけどホントに今までよく頑張ったと思う。最後まで諦めずによく頑張ったと思う」、「ケガが長引き期限ギリギリで日本選手権出場だから止むを得ない結果だった。年齢的も難しいのかな。若手の選手が育って来たから仕方ない。これで引退を覚悟されるかも知れませんが、貴方が女子短距離界を牽引して来た功績は素晴らしいと思います。今後は若手の指導などへの道へ進んで欲しい」など福島を労う多くのコメントが寄せられていた。
スポーツメディア「New Road」編集部
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