セーリングは海の上で行われるレース。1900年のパリ五輪から正式種目となっており、歴史のある競技だ。もともとは航海や貿易のために行われていたが、近代以降、競技として実施されている。そんなセーリングの概要、そして東京五輪に出場する日本人選手などについてご紹介しよう。
目次
セーリングの競技概要
セーリングは海上に設置されたブイをヨットやウインドサーフィンなどで順番に回り、ゴールの順位を競う競技。用いる艇種によって細かく分けられ、男女で合計10種目。人数は種目によって異なり、1~3名がヨットに乗り込む。1回のレースは40分ほどの時間。これを10~12回繰り返し、総合順位で勝敗を決する。海の上で40分間ひたすらヨットを動かし続け、さらにそれを10~12回行うので、かなり過酷なレースだ。
セーリングにおいて重要なのは、風と潮の流れを見極め、それらをうまく活用すること。風の流れは時間とともに変化するため、時には前に進むだけでなく、ジグザグに走行することもある。また、なるべく良い風を受けるために、スタートと同時に良いポジションを確保することも大切だ。
1996年のアトランタ五輪では、女子470級で重由美子選手と木下アリーシア選手が銀メダルを獲得した。また、2004年のアテネ五輪では、男子470級で関一人選手と轟賢二郎選手が銅メダルを獲得している。しかしそれ以降、五輪で日本人選手はメダルを獲得できていない。
東京五輪|セーリングの競技スケジュール
- 7月25日(日)12:05~16:45
- 7月26日(月)12:05~16:45
- 7月27日(火)12:05~16:40
- 7月28日(水)12:05~16:40
- 7月29日(木)12:05~17:00
- 7月30日(金)12:05~16:40
<決勝・3位決定戦>
- 7月31日(土)12:05~16:33
- 8月1日(日)12:05~16:20
- 8月2日(月)12:05~15:50
- 8月3日(火)14:33~15:33
- 8月4日(水)14:33~15:33
東京五輪|セーリングの日本人出場選手
<男子>
- 岡田 奎樹(1995年12月2日生まれ、身長170cm)
- 外薗 潤平(1991年3月20日生まれ、身長174cm)
- 高橋 稜(1998年12月18日生まれ、身長188cm)
- 小泉 維吹(1996年9月1日生まれ、身長168cm)
- 瀬川 和正(1989年8月24日生まれ、身長179cm)
- 南里 研二(1992年6月8日生まれ、身長190cm)
- 飯束 潮吹(1988年8月23日生まれ、身長174cm)
- 富澤 慎(1984年7月19日生まれ、身長181cm)
<女子>
- 吉岡 美帆(1990年8月27日生まれ、身長177cm)
- 吉田 愛(1980年11月5日生まれ、身長161cm)
- 山崎 アンナ(1999年12月19日生まれ、身長164cm)
- 須長 由季(1980年12月28日生まれ、身長171cm)
- 土居 愛実(1993年8月29日生まれ、身長167cm)
- 畑山 絵里(1992年5月5日生まれ、身長167cm)
- 髙野 芹奈(1998年3月1日生まれ、身長166cm)
まとめ
セーリングは、海の上で行われるダイナミックなレースである。ヨットやウインドサーフィンを用いた、他の競技では見られない迫力がある競技。過去には日本人選手が五輪でメダルを獲得したこともある。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度見てみてほしい。
▼参考
日本セーリング連盟公式サイト
スポーツメディア「New Road」編集部
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