BC茨城に加入したカブレラ(左)とアルバレス 球団HPより

独立リーグのBC茨城が、ラモン・カブレラ捕手(31)の入団を発表した。身長173cm、体重93kg。ベネズエラ出身のスイッチヒッター。パイレーツやタイガース傘下のマイナーでプレーし、2015年にレッズでメジャーデビューした。

 

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◆父親は元西武のカブレラ

メジャー通算74試合で打率.264、4本塁打、26打点。2017年以降は米独立リーグなどに所属していた。球団を通じて「父がプレーした日本で野球をできることがとっても楽しみです。日本の野球や文化を色々学んで、健康で素晴らしい野球ができるように頑張ります。チャンスを与えてくれた球団に感謝しています」とコメントしている。

 

日本でプレーした父親とは、西武で本塁打王のタイトルを獲得するなど、NPBで通算357本塁打を記録したアレックス・カブレラ。シーズン55本塁打や、推定飛距離180メートル弾など、規格外のパワーと豪快なスイングは日本球界に強烈な記憶を残した。BCリーグから、父と同じ舞台を目指すつもりだ。

 

◆最下位脱出へ元メジャー3選手補強

BC茨城は2019年からリーグに参加。1年目は前期も後期も勝率2割に届かず最下位に沈んだ。2年目の昨シーズンも7勝49敗4分け、リーグワーストの勝率.125に終わった。チーム打率.234、チーム防御率6.86は、どちらもリーグワーストだ。創設から2年間は、阪神などでプレーした坂克彦が監督を務めた。

 

巻き返しを図る今シーズンに向け、オフには元パドレスでメキシコ代表のセサル・バルガス投手(29)と、キューバ出身で元オリオールズのダリエル・アルバレス外野手(32)を獲得した。

 

◆メキシコ代表で侍ジャパンと対戦

身長188cmの長身から150キロを超えるストレートを投じるバルガス投手は、メジャー通算7試合で未勝利、防御率5.03と結果を残せなかったが、マイナーでは2ケタセーブを挙げたシーズンもある。2019年にはメキシコ代表として来日し、侍ジャパンと対戦している。

 

アルバレスはメジャー通算14試合で、打率.250、1本塁打、1打点。マイナーでは打率3割を超えたシーズンもある。最下位脱出へ戦力補強を進めている。

 

◆チームにはNPB経験者も

チームにはNPB経験者もいる。ラファエル・フェルナンデス投手(34)は、2008年の育成ドラフト1位でヤクルトに入団。2011年に支配下選手登録され、2年間で10試合に登板して1勝を挙げた。また、昨秋のドラフト会議では、小沼健太投手がロッテから育成2位で指名された。

 

元メジャーリーガー3人が加わったBC茨城。最下位が定位置となっているチームは大変身するのか。また、助っ人3選手がNPBへの道を切り開くことができるのかも注目される。

By New Road 編集部

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