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◆ライバル萩野抑えて優勝

不倫問題で2カ月半の活動停止処分を受けた瀬戸大也が、競泳のジャパン・オープン400m個人メドレーに出場した。決勝では、この種目のリオオリンピック金メダリスト・萩野公介らとの対決を制して、4分12秒57で優勝。自己ベストの4分6秒09には及ばなかったが、復帰最初のレースで頂点に立った。

 

◆東京五輪の日本代表に内定

瀬戸は、2018年リオオリンピックの400m個人メドレーで銅メダルを獲得した。2019年の世界選手権で、200mと400mの個人メドレーで二冠を達成。東京オリンピックの日本代表に内定している。

 

◆女性問題発覚で活動停止処分

東京オリンピックで金メダル候補の本命とされる実力と、爽やかなイメージ。瀬戸への期待や好感が暗転したのは、昨年9月の週刊誌による報道だった。キャビンアテンダントとの不倫が報じられた瀬戸は、週刊誌の内容を認めて謝罪した。そして、日本水泳連盟からは昨年いっぱいの活動停止処分を受けた。

 

◆復帰初戦の優勝に「メンタル強い」の声

注目された復帰戦で優勝した瀬戸に対し、インターネット上では「オリンピックに出る人は品格も問われる」、「やったことは到底許されない」など、厳しい声が上がる一方、「激しくバッシングされたのに結果を出すのはすごい」、「メンタルが強い。おそらく練習も満足にできない状況で勝てるとは本物の強さ」、「夫婦の問題なので、家族のために頑張ればいい」といった好意的なコメントが多数を占めた。

 

瀬戸はレース後、優勝について話す前に「日ごろより応援してくださった方々が、がっかりするような行動を取り、本当に申し訳ありませんでした」と改めて謝罪した。過去を簡単に水に流せないことを自覚しながら、瀬戸は出直しの一歩を踏み出した。

 

◆不倫発覚後 妻は直筆で謝罪

週刊誌で報道された際、瀬戸の妻で飛び込み元日本代表の優佳さんは直筆で「今後、どのような形で皆様の信頼を回復していくことができるか、そして私たちの家族のことについては、よく話し合っていきたいと考えております」と謝罪。自身のインスタグラムには「多くの励ましのコメントありがとうございます。心機一転楽しく毎日を過ごしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」と投稿していた。

 

◆5日ぶりにインスタ更新

優佳さんは昨夜、5日ぶりに自身のインスタグラムを更新した。青空の下で料亭を広げる写真とともに「きょうで26歳になりました。まだ26歳かぁ~なんでもできるやんと思いながら、2021年は色んなことに挑戦したいなと思っています!」と投稿。瀬戸のレースについては触れなかったが、コメントには「大也君も頑張りましたね。元気な大也君の姿見られてうれしかったです」、「旦那も勝てたのは君の支えの証明」など、祝福や激励のメッセージも寄せられた。

By New Road 編集部

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