エンゼルスの大谷翔平が15日(日本時間16日)、レッズ戦に「2番・DH」で先発出場。初回に4試合ぶりとなるオープン戦2号ソロを左中間に運ぶと、3回の第2打席でも左中間に3号ソロを放ち、18年8月3日(同4日)のインディアンス戦以来955日ぶりの2打席連続アーチを放った。
打席内容に凄みが凝縮されていた。初回の打席はフルカウントから外角高めの直球を左翼中段に。3回の打席はカーブを再び左中間に運んだ。メディア報道によると、大谷は会見で、「1本目は2ストライクに追い込まれて、変化球を頭に入れながら真っすぐが来たので払うようにして打ったヒットですし。2本目はカウントのカーブ。真っすぐを待ってましたけど、ある程度、頭に入れながら振り抜けたので。違う本塁打で良かったと思います」と振り返ったという。
メジャー担当のスポーツ紙記者は大谷の発言に驚きを隠せなかった。
「1打席目はフルカウントで変化球を頭に入れながら直球に対応したと話していますが、反応でさばいてホームランにするなんて常識を超えています。2本目も直球に比重を置きながら、カーブをきっちり振り抜いている。つまり、2打席とも待っている球種でないのにホームランにしている。故障で昨年は思うような結果を出せませんでしたが、今年は体のコンディションがいいのでしょう。自分のセンサーに対して体がきっちり反応しているように見えます。二刀流で完全復活する日は近いと思います」。
オープン戦は打率.563と絶好調。心身共に充実したコンディションで公式戦に向けて準備万全だ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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