21日のオープン戦・中日-日本ハム戦(バンテリン)で負傷降板した中日・木下雄介に他球団のファンからも心配の声が上がっている。

 

 木下雄は8回からマウンドに上がり、平沼を150キロ直球で平沼翔太を空振り三振に仕留めるなど2死を取った。だが、浅間大基への4球目を投げ込んだ直後にマウンド付近で右肩を押さえてうずくまり、苦悶の表情を浮かべたまま動けなくなった。与田監督や阿波野投手コーチらが駆けつけ、トレーナーらによってストレッチャーに乗せられ、グラウンドを後にした。

 

 木下雄は昨年も春季キャンプ最終盤に左足を負傷し手術。今年のオープン戦は5試合登板で防御率000と抜群の安定感を見せ、勝利の方程式入りが期待されていただけに、本人にとってもチームにとっても痛すぎるアクシデントとなった。

 ネット上では、「このような光景は最も恐れていたことです。速球派のピッチャーにとっては常にこうした怪我と隣り合わせです。速さへのこだわりと憧れは野球ファンなら誰にでもあるけど、速球の連投は見ている方も心配になります。一度は野球を諦めて、独立リーグで頑張って、育成契約を勝ち取り、さらに支配下登録を勝ち取った苦労人。どうか大怪我ではないよう、祈っています。そして万全の状態で戻って来てくれることを、ドラゴンズファンは待っています!」と激励のメッセージが。右肩亜脱臼とも報じられ、リハビリに時間がかかるかもしれない。だが、木下雄が無事に復帰することを祈るばかりだ。

By New Road 編集部

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