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◆通算150勝期待される2投手
チームスポーツは勝利が最優先。そのために自己犠牲が必要なのは当然だが、プロである以上、個人記録も追い求める。プロ野球は今シーズンも、節目の記録達成が期待されている。
投手部門では、現役最多173勝の石川雅規が名球会入りの200勝まで、どこまで近づけるかが注目の1つ。これまで50人が達成している通算150勝に届きそうな投手もいる。
◎涌井秀章(楽天)残り6
昨シーズン11勝を挙げ、西武、ロッテに続き史上初の3球団で最多勝を獲得。今シーズンも順調に先発ローテーションを守ることができれば、前半戦で到達可能だ。
◎和田毅(ソフトバンク)残り12
昨シーズンは日本一のチームでローテーションの一角を担い、8勝1敗の好成績を残した。2月で40歳になる左腕のストレートは衰えを感じさせない。2ケタ勝利は2016年の15勝を最後に遠ざかっているが、今シーズンの達成も決して不可能ではない。
◆200セーブ 1500奪三振にも注目
守護神では復活を期す右腕に、史上6人しかいない通算200セーブの期待がかかる。
◎山﨑康晃(DeNA)残り31
3年連続で最多セーブを目指した昨シーズン、開幕から不調が続きクローザーから陥落。2軍落ちも経験し、わずか6セーブに終わった。しかし、プロ1年目から37セーブを記録するなど、プロ6年間で30セーブ以上は4度。オープン戦での登板がなく、開幕1軍が厳しい状況だが、達成できるだけの力があることを実績が証明している。
投手にとっての見せ場、奪三振では節目の1500に到達できるか、2人の投手に注目したい。
◎能見篤史(オリックス)残り4
昨シーズンは阪神で34試合に登板して19奪三振。今シーズンからはオリックスでコーチ兼任としてプレーする。プロ入りから16年間、2ケタ奪三振を逃したことはなく、達成はほぼ間違いない。
◎則本昴大(楽天)残り150
昨シーズンは調子が上がらず、18試合で5勝7敗。奪三振も105にとどまった。2018年までは5年連続で奪三振王に輝いているだけに、復活を遂げて記録達成とタイトル奪還を狙いたいところだ。
他には、石川雅規が129イニングを投げれば、史上28人目となる通算3000投球回に到達。通算734試合に登板している宮西尚生(日本ハム)は22試合を積み重ねれば、稲尾和久に並び歴代トップ10に入る。
スポーツメディア「New Road」編集部
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