巨人の阿部慎之助2軍監督が22日、「読売ジャイアンツ出陣式」に出席。開幕戦で4番に起用したドラフト5位ルーキーの秋広優人に言及し、「ポテンシャルも高いですし、将来すごく楽しみな選手。1軍で一流のピッチャーと対戦して本人は悔しがってましたけれども、すごくいい勉強をしたと思う。変わらず4番として、2軍ではずっと使っていこうかなと思います」と話した。
二松学舎高からドラフト5位で入団した秋広は2軍スタートだった春季キャンプで那覇行きを勝ち取り、オープン戦も終盤まで1軍に同行。実戦で結果が出せなかったが、身長2メートルの長身から繰り出すミート技術と長打を備えた打撃センスを首脳陣から高く評価された。イースタン開幕戦となった20日のヤクルト戦(ジャイアンツ球場)に「4番・一塁」で先発出場。巨人の高卒新人でイースタンの開幕4番を務めたのは初の快挙だった。5打数無安打に終わったが痛烈な打球を飛ばすなど打撃内容は悪くなく、一塁の守備でも軽快なグラブさばきを披露した。
ネット上では、「原監督と慎之助の元4番コンビの総意なのだろう。特別に秀でた4番に相応しいポテンシャルがあるからこそ名言したのだろう。1番凄いと思ったのは高校卒業式以外は全く休みなく試合と練習を続けた強い体だ。全員年上の先輩に囲まれた初めての社会人経験も強い精神力を養ったと思う。体規格外の大きさ走攻守揃った身体能力と精悍な顔つき、岡本並みのボールスピード、スター要素満載だ。経験積んで夏前には上がってくれたら嬉しい」、「まずプロの世界の水に慣れさせる意味で、2軍で積極的に出場機会を与えられるのは大きい。それを4番で使うって名言されるんだから、どれだけ期待が大きいことか。長距離砲として育てるってことだよね。大きく、大きく育って欲しい」など期待の声が。
スポーツ紙の巨人担当記者は「秋広は他の選手と持っているエンジンの大きさが違う。今年は1年間じっくり2軍の4番で育てて、来年に1軍デビューでもいい。高卒の新人が4番を打つ状況を他の若手たちは発奮材料にしてほしいですね」と奮起を促していた。
スポーツメディア「New Road」編集部
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