23日に行われた選抜高校野球1回戦で智弁学園が大阪桐蔭に8-6で打ち勝った試合の報道を巡り、疑問を呈する声が広がっている。
智弁学園は1回裏に無死満塁から犠飛と植垣洸の適時三塁打で4点を先制。6回には無死一、二塁から鮮やかなバスターなどで3点を加えて突き放した。先発の西村王雅は5回まで無失点の快投。試合終盤に大阪桐蔭に追い上げられたが、小畠一心が救援で相手打線の反撃を断ちきり逃げ切った。
智弁学園は昨秋の近畿大会決勝でも大阪桐蔭を7―3で快勝して優勝している。だが、大阪桐蔭がセンバツ12度目の出場で初の初戦敗退となった衝撃が大きく、今回の智弁学園の勝利を「番狂わせ」と報じるメディアも。ネット上では「番狂わせとか言っているけど、智弁学園は近畿大会のチャンピオンだよ?大阪桐蔭の敗退をセンセーショナルに扱うのではなく、智弁学園の強さをきっちり伝えてほしい」、「高校野球ファンとしては、智弁学園が挑戦者で、大阪桐蔭が王者となっている図式が分からない。大阪桐蔭の方がタレントは多いかもしれないけど、智弁学園の方がチーム力は上だし現時点の完成度を考えれば順当な結果。大阪桐蔭の敗退をサプライズのように大きく扱う報道に違和感を覚える」などのコメントが見られた。
スポーツメディア「New Road」編集部
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