楽天の田中将大が、先発予定だったきょう27日の開幕2戦目・日本ハム戦(楽天生命パーク)での登板を回避することになった。25日にふくらはぎ付近に軽い張りを訴え、大事を取った模様だ。

 

 8年ぶりの日本球界復帰で注目があつまる中、オープン戦3試合に登板で防御率225と順調な調整ぶりだったが、思わぬ形で戦線離脱となった。スポーツ紙の楽天担当記者は「先発を2回飛ばすぐらいで軽度の張りと聞いているが、ここで無理をすると長引く恐れもある。ファームでの登板も必要になってくるし、1軍復帰は早くても1カ月かかるのではないか」と推測する。

 

 球団OBは田中に対する過度な期待の声に懸念を示す。「田中も今年で33歳。240敗を飾った8年前と肉体も変わっている。経験は積んでいるが、加齢によって故障のリスクが高くなることは避けられない。涌井秀章、岸孝之、則本昂大、新人の早川隆久と他にも軸になる先発投手がいる。田中がいないからダメではなく、彼らを中心に頑張って田中の心理的負担を減らしてほしいですね」。

 26日の開幕戦の日本ハム戦は涌井が74安打無失点の好投で、打線も爆発して80と圧勝。2戦目の先発は田中の代役として高田萌生が抜擢された。昨年7月に巨人からトレードで加入した右腕はチームの窮地を救えるか。

By New Road 編集部

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