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◆トップアスリートにも多い愛犬家

新型コロナウイルスの感染拡大により自宅で過ごす時間が増え、ペットの人気が高まっている。一方、新型コロナの影響で収入が減ったことや、想像以上に飼育が大変だったことなどを理由に、すぐにペットを手放すケースが深刻な問題になっている。

 

新型コロナの感染が広がる前から、競技を問わずペットに癒されるアスリートは多い。有名なのは、元メジャーリーガーのイチロー。2002年から一緒に暮らし、2019年に息を引き取った柴犬の「一弓(いっきゅう)」は、イチローと弓子夫人の名前から一字ずつを取って名付けられた。2007年にマリナーズと契約延長した際の会見では「息子の意見が大きかった」と愛犬を息子と呼んだ一幕もあった。

 

愛犬家は他の競技にも多い。元日本代表の本田圭佑も柴犬「テツ」と生活をともにし、アルゼンチン代表のメッシは大型犬ボルドー・マスティフを飼っている。世界ナンバーワンプレーヤーが、「ハルク」と名付けた愛犬と1対1をしている動画は関心を集めた。フィギュアスケートでは、浅田真央がトイプードル、ザギトワが秋田犬と生活していることは有名だ。

 

◆モモンガやエビをペットにする選手も

珍しいペットで話題となったアスリートもいる。国内女子ゴルフツアーで通算28勝を挙げ、4度の賞金女王に輝いているアン・ソンジュが飼っているのはモモンガ。2018年の大会で重要なパットを外して落ち込んでいた時、何気なく立ち寄ったペットショップで出会ったのが2匹のモモンガだった。その後、優勝を手にした際には「かわいさに癒されている。おかげで優勝できた」と感謝した。

 

広島カープのセットアッパー・一岡竜司は巨人時代、熱帯魚のほかに、ウーパールーパーと観賞用の小さなエビをペットにしていた。エビは黄色や赤で、ふ化させていたという。ちなみに顔はカピバラに似ていると言われ、チームメートの大瀬良大地と今村猛とともに「カピバラ3兄弟」と呼ばれている。

 

「マイアミの奇跡」を起こしたアトランタオリンピックで中心選手だった元日本代表の前園真聖は現役を引退してから、ミニブタと一緒に生活している。名前は「セブン」。現役時代の背番号「7」とブタの額から鼻にかけての白い毛が「7」のような形だったことから命名した。

 

プロスポーツ選手が高いパフォーマンスを維持するためには、グラウンドを離れた時間の過ごし方も重要になる。心を癒すペットは陰の功労者ともいえる。

By New Road 編集部

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