DeNAは3日の広島戦に3-7で敗れた。これで開幕から8試合で、引き分け2つを挟んで6連敗。三浦大輔監督は、いまだ監督として白星を手にしていない。新監督の開幕6連敗は2リーグ制になって以降、2002年のオリックス・石毛宏典監督と並ぶワースト記録となった。
DeNAは2回に先制したものの、先発の京山将弥が直後の3回に逆転を許すなど、5回6失点でKO。開幕から投手陣が安定しない。三浦監督は試合後、「結果としてしっかり受け止める。早く勝ち試合を見せられるようにやっていくだけです」と話した。
今シーズン12球団で唯一、勝利がない状況にファンは三浦監督への怒りを爆発させそうだが、批判的なコメントは少ない。インターネット上では「FAで梶谷と井納が抜け、故障者が出ているのに補強はなく、外国人も新型コロナの影響で来日できずチームに合流できていない。責任は監督ではなくフロントにある」、「今永や東、オースティンやソト、エスコバーら実績がありチームの中心となるべき選手がここまで欠けると戦力的に厳しすぎる。采配の振るいようがない」、「ファンはフロントが現場をサポートできていないことをしっかりと見ている」など、三浦監督を擁護する声が並んだ。
さらに、勝てなかった時代を知っているDeNAファンだからこその意見も多かった。2012年まで5年連続で最下位だった当時、他球団の貯金をつくっていたため「横浜銀行」と呼ばれる屈辱を味わっただけに「71年間で2回しか優勝していないチームを応援してきているので、特別落ち込んだり、イライラしたりはしません」、「ベイスターズファンにとって6連敗くらいどうということはない。大洋時代から地獄は何度も見てきたし、それを乗り越えて今も応援している」、「横浜銀行時代から応援している身としては耐性ができている。監督の手腕はメンバーがそろってシーズンをフルに戦い抜いてこそ見える」といったコメントがあった。
けが人の復帰や外国人選手の合流など明るい兆しがなく、トンネルの出口が見えない状況でも、ファンは三浦監督を粘り強く応援する覚悟のようだ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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