東京五輪の代表選考を兼ねた競泳の日本選手権が4日に東京アクアティクスセンターで開催され、女子100メートルバタフライ決勝で池江璃花子(ルネサンス)が57秒77で3年ぶりの優勝を果たした。池江は白血病で長期療養していたブランクを感じさせない驚異的な泳ぎで、400メートルメドレーリレーの派遣標準記録(57秒92)を突破。リレーメンバーで東京五輪出場が決まった。
インタビューでは涙を浮かべた池江の姿が感動を呼んだ。ネット上では白血病で療養した人たちからも祝福のコメントが。「おめでとうございます。同時期に同じ病を罹患した者として、考えられません。競技を始めただけでもすごいことと思いますが、代表まで上り詰めるなんて。完治でなく寛解の段階では、皮膚や胃腸もきっとベストではないと思います。言えないご苦労も多々あろうかと思います。池江璃花子さんのご活躍は、病院を抱えた方の勇気になります。是非、是非、体調と相談しながら、ご無理なさらないよう、お祈り申し上げます」、「池江選手おめでとうございます!うちの主人も同じ白血病です。現在は快復して仕事にも復帰出来ていますが、病気を克服するだけでもとても大変な事です。それ以上にオリンピック代表として選ばれた事は、並大抵な努力ではなかったと思います。インタビューを観て、二人で涙してしまいました。同じ病気の人にも勇気を与えてくれたのではないかと思います。あまり無理をせず頑張ってもらいたいです」。
まだ戦いは続くが、体調面で無理をしないでほしい。その生き様が多くの人の励みになっている。
スポーツメディア「New Road」編集部
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