東京五輪の女子サッカーのアジア予選プレーオフの2ndレグで韓国代表が中国代表と対戦。2戦合計4-3で中国女子代表が勝利したが、韓国で中国代表と日本人審判に怒りの矛先が向けられる事態となっている。
1stレグでは韓国で行われ、1-2で中国が勝利。2ndレグは中国で行われた。前半31分にカン・チェリムが鮮やかなダイレクトボレーを決める。さらに前半終了間際には中国のオウンゴールを誘発。2戦合計2-3と逆転した。
ホームで追い詰められた中国は後半から反撃に転じる。右サイドのFKからワン・シュアンがゴール前にクロスを送ると、ヤン・マンが合わせて2戦合計3-3に。延長戦にもつれ込むと、延長前半14分にワン・シュアンが逆転ゴールを決め、2戦合計4-3で2大会連続6度目のオリンピック出場を決めた。
しかし、すっきりした形で終わらない。韓国メディア・エックススポーツは「中国のサポーターがコロナ感染対策のマスク着用、ソーシャルディスタンス、大声援の応援禁止、すべてを破った。恥知らずな姿勢が露呈した」と批判。また、スポーツ韓国は「韓国女子代表の実力は十分だったが、中国の反則プレーとそれを見て見ぬふりした日本の審判にやられた」と報じた。記事によると、日本人の主審が試合の中で中国側の反則を数多く見逃したと指摘。「日本の審判は中国の度重なる反則に警告も出さず傍観した」と痛烈に批判した。
日本のSNSやネット上では、「この試合ユーチューブで視聴していました、率直にいい試合でしたよ、荒れることもなく見ていて面白かったです。なでしこと比較すると、やっぱりテクニックやパス回しがやや雑だなあって印象ですが、お互い必死で戦っている姿は好感が持てました」、「良い試合だったし、日本人審判もスムーズにさばいていた。韓国も中国もよく頑張ったのに、なんでこんな水を差すような批判をするのかな」などのコメントが見られた。
スポーツメディア「New Road」編集部
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