2月に40歳となったソフトバンクの和田毅が今季初勝利を挙げた。7回途中4安打無失点。2019年には最優秀防御率、昨シーズンは最多奪三振のタイトルを獲得したオリックスの山本由伸に投げ勝った。
メジャーでは、40歳を超えたシーズンでも驚異的な成績を残した選手もいる。2000年以降もプレーして、2ケタ勝利を記録した主な投手は以下の通り。
目次
☆グレッグ・マダックス(通算355勝、2008年引退)
2006年(40歳) 34試合15勝14敗、防御率4.20
2007年(41歳) 34試合14勝11敗、防御率4.14
☆ロジャー・クレメンス(通算354勝、2007年引退)
2003年(40歳) 33試合17勝9敗、防御率3.91
2004年(41歳) 33試合18勝4敗、防御率2.98
2005年(42歳) 32試合13勝8敗、防御率1.87
☆トム・グラビン(通算305勝、2008年引退)
2006年(40歳) 32試合15勝7敗、防御率3.82
2007年(41歳) 34試合13勝8敗、防御率4.45
☆ランディ・ジョンソン(通算303勝、2009年引退)
2004年(40歳) 16勝14敗、防御率2.60
2005年(41歳) 17勝8敗、防御率3.79
2006年(42歳) 17勝11敗、防御率5.00
2008年(44歳) 11勝10敗、防御率3.91
☆ジェイミー・モイヤー(通算269勝、2012年引退)
2003年(40歳) 21勝7敗、防御率3.27
2005年(42歳) 13勝7敗、防御率4.28
2006年(43歳) 11勝14敗、防御率4.30
2007年(44歳) 14勝12敗、防御率5.01
2008年(45歳) 16勝7敗、防御率3.71
2009年(46歳) 12勝10敗、防御率4.94
☆アンディ・ペティット(通算256勝、2013年引退)
2013年(41歳) 11勝11敗、防御率3.74
☆バートロ・コロン(通算247勝)
2013年(40歳) 18勝6敗、防御率2.65
2014年(41歳) 15勝13敗、防御率4.09
2015年(42歳) 14勝13敗、防御率4.16
2016年(43歳) 15勝8敗、防御率3.43
☆デービッド・ウェルズ(通算239勝、2007年引退)
2003年(40歳) 15勝7敗、防御率4.14
2004年(41歳) 12勝8敗、防御率3.73
2005年(42歳) 15勝7敗、防御率4.45
モイヤーは40歳で21勝をマーク。49歳で引退するまで、通算勝利数の約4割を占める105勝を40代に挙げている。
パドレスでプレーしていた2012年4月17日のロッキーズ戦では、先発して7回6安打2失点(自責0)。49歳150日で勝利投手となり、1932年にジャック・クインが記録した49歳70日での最年長勝利を80年ぶりに更新した。
モイヤーは5月16日のダイヤモンドバックス戦でも7回途中6安打1失点で白星を手にし、自身の記録を49歳180日に伸ばした。
和田は昨シーズン、16試合に登板して8勝1敗、防御率2.94と先発ローテーションの責任を果たし、チームの日本一に貢献した。40歳となった今シーズンは2016年以来、5年ぶりの2ケタ勝利を目標に掲げている。千賀滉大が故障で長期離脱するチームにおいて、和田に求められる役割は大きい。
スポーツメディア「New Road」編集部
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