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◆8アンダーで首位タイ

ハワイで開催されている米女子ゴルフツアー「ロッテ選手権」が14日(日本時間15日)始まった。渋野日向子や畑岡奈紗らが出場する中、日本勢で存在感を見せたのは、19歳の笹生優花だった。

 

笹生はショットもパットも安定し、8バーディー、ノーボギーの64をマーク。8アンダーで、ブリタニー・オルトマーレ(米国)と並ぶ首位の好スタートを切った。

 

フィリピン出身で、父は日本人で母はフィリピン人の笹生。父の影響を受けて8歳でゴルフを始め、14歳の時にプロも出場したフィリピン女子ツアーで優勝した。憧れの選手にはタイガー・ウッズの名前を挙げ、豪快なドライバーショットや、ウッズのイメージカラー赤と黒のウェアでプレーした経験があることから「女性タイガー」とも呼ばれている。

 

笹生は松山英樹から刺激を受けて、今大会に臨んでいる。ゴルフ専門サイトやスポーツ紙によると、笹生は連日、マスターズをテレビ観戦し、3日目の夜に「松山さんが絶対に勝つ」と確信したという。日本人初のマスターズ優勝の快挙に「本当に松山さんが勝って、とてもうれしかった」と話している。

 

◆連日マスターズ観戦

今大会への意気込みを問われ「今週はコーチも来ていますし、トレーナーさんも来ていて、すごく心強い味方がたくさんいるので、自分らしく今週は一球入魂でプレーするというのをモットーにできたらと思う。今のゴルフを全体的に良くしないと、このままでは優勝争いにはいけないかなと思っている」と答えた笹生。「女性タイガー」はハワイに、その名を刻みたいところだ。

 

他の日本人選手は渋野日向子が4アンダーで14位タイ、畑岡奈紗は1アンダーで65位タイ、河本結は1オーバーの97位タイなどとなっている。

By New Road 編集部

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