DeNAが3日の中日戦(バンテリンドーム)で2-1と接戦を制して今季初の3連勝。今季初登板のピープルズが6回無失点の快投を見せると、7回以降はエスコバー、山崎康晃、三嶋一輝の継投策で逃げ切った。
4月に2つの引き分けを挟んで10連敗と泥沼状態のDeNAだが、戦力が他球団に見送りするわけではない。特に打線は破壊力十分だ。18、19年と2年連続本塁打王に輝いたソト、来日1年目の昨季65試合出場で20本塁打をマークしたオースティンが復帰し、昨年の首位打者・佐野恵太も4番でこの日は6回に決勝アーチを放つなど調子を上げている。17年の首位打者・宮崎敏郎、開幕から絶好調で打線を牽引したドラフト2位の牧秀悟が並ぶ。
他球団のスコアラーは「DeNAは投手陣が整備されれば十分に戦える。得点力はリーグ屈指ですから。開幕してからしばらくはチーム状況が悪かったですが、ここにきて投打が上向いてきています。戦いにくい相手ですね」と警戒を務める。
DeNAはラミレス政権4年目の19年も4月に9勝16敗と大きく負け越し、一時は借金11まで膨らんだが、6月以降に盛り返して貯金を最多の9に増やして優勝争いを展開した。2年前のあの戦いぶりを経験した選手が多く残っている。これからのDeNAの反攻が楽しみだ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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