巨人・丸佳浩が5日に登録抹消された。今季は40試合出場で打率.227、4本塁打、8打点。打撃不振が続き、復調のきっかけがなかなかつかめない。再調整での抹消は広島時代の12年9月3日以来9年ぶりとなった。
試練のシーズンだ。今季は開幕してすぐに新型コロナウイルス感染で戦線離脱。4月23日に復帰し、28日のヤクルト戦(神宮)で今季初アーチを放つなど5試合連続安打で1割に満たなかった打率は.256まで上昇したがその後は停滞。打順は3番から6番に下がり、29日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で7番に。3打数無安打に終わると、30日の同戦でスタメン落ちした。早出特打ちに参加するなど復調のきっかけを求めたが、今月4日の日本ハム戦(東京ドーム)も3打数無安打に終わり、ファーム降格が決まった。
丸は広島に在籍時は16年からリーグ3連覇に大きく貢献。17年、18年と2年連続セリーグMVPに輝き、18年は最高出塁率(.468)のタイトルを獲得した。18年オフに巨人にFA移籍すると2年連続全試合出場でリーグ連覇に貢献。昨季はチーム唯一の全120試合出場で打率.284、20本塁打、77打点ときっちり結果を残した。今季は坂本勇人が右手親指骨折、昨オフにDeNAから移籍した梶谷隆幸が左太もも裏の違和感と主力が次々に故障で戦線離脱。丸も打撃不振で登録抹消は原監督も想定外だろう。
SNS、ネット上では、「原監督。FAで来た外様に対して、活躍している間は賞賛を惜しまないが、明らかに不振だとまだ前半戦なのに躊躇なく二軍落ちさせる。そして、二軍落ちした外様選手の殆どがスンナリ一軍に戻れず、二軍で契約期間を満了して巨人を去る印象。丸もそうなるのかな…」、「いつものパターン。FAで獲ったときは褒めちぎり、調子が上がらない時が来ると使ったり使わなかったり。選手も調子が掴みづらい状態のまま外される。そしてポイ。もう見慣れた光景。でもFAでくるってことは環境以上に金で来るわけだから、使えなくなってきたと思われたらポイされても文句は言えない」などのコメントが。
また、「丸が抹消されたことで、ついにレフト陽、センター丸、ライト梶谷という二軍最強のFA外野陣が実現できそうだ。この夢のFA外野陣を見たいジャイアンツファンはジャイアンツ球場へ行こう!」という書き込みも見られた。巨人は豊富な資金力で毎年のように他球団から戦力補強する。豪華な外野陣が1軍でも見られることを願うばかりだ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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