丸川珠代五輪相が22日に閣議後の会見で、来日した東京五輪のウガンダ代表選手団から新型コロナウイルスの陽性反応が1人出たが、空港で濃厚接触者認定することなく、残りの8人が事前キャンプ地に入ったことについて、問題ないという認識を示した。

 

 メディア報道によると、丸川氏は「自治体に受け入れ場所を作っていただいているのは、まさにバブルを作るため。ウガンダの方も、他の方と接触しない形で移動している。受け入れ待機場所、つまり彼らが過ごす場所で管理され、接触される方にも毎日検査している」と説明。「徹底した管理の中で、万が一、検疫で引っ掛かった方も、そのままバブルの中に入ったままの状態で、待機すべき場所に行っていただく」と述べたという。

 

 SNS、ネット上では、「全豪オープンの時に同じ飛行機から陽性者が出たということで錦織選手を含む72人もの選手がホテルに2週間隔離された件を思い出した。今回も同様の措置が取られるべきだったと思う。強力な変異株が選手村でクラスターを形成したりしたらどれほど悲惨なことになるのか政府は分かっているのか?それだけでオリンピックは確実に台無しになるだろうし、日本の運営能力も世界から疑われることになるのは確実。問題を軽視しすぎている」、「問題大ありでしょ…。陽性者と同じ飛行機に乗っていて濃厚接触者の検証をしていない時点でいくらバブル方式でも信用性に疑問あり。あと、入国前にワクチンを2回接種し、PCR検査も頻回に実施したうえでも入国後に陽性者が出ることにも不安あり。オリパラに向けてまだまだこれからさらにいろんな人の流れができることに重大な危険性ありと考える」など批判の声が。

 

 五輪まで残り1カ月。海外のアスリートが来日した際に同じような事例が出るケースが考えられる。コロナの感染収束に向け、選手や関係者の移動について考え直さなければいけないのではないだろうか。

By New Road 編集部

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