カヌー(スラローム)は激流を漕ぐスポーツ。他ではあまり得られない、水上を疾走している楽しみがある。川の流れは常に同じというわけではなく、コースに応じて変わってくるもの。その中で選手がどのように対処していくのかも、この競技の見どころだろう。

目次

カヌー(スラローム)の競技概要

カヌーのスラロームは、全長250~400mの激流で行われる競技だ。場所によって違った流れのある川に、ゴールまで2本のポールをぶらさげたゲートが18~25カ所ほど設置。このゲートを上手く通過できないとペナルティとなり、タイムに加算されてしまう。つまり速さと技術、両方が問われる競技と言えるだろう。

自然の流れに対して、どのようにゲートを潜り抜けるのか。その判断と操作技術は、大きな見どころの一つだ。しかも、ゲートのうち6~7カ所は「アップストリートゲート」と呼ばれ、上流に向かって逆流する必要がある。

なお、競技には両端にブレードの付いたパドルを使う「カヤック」と、片方にのみ付いたブレードを使う「カナディアン」がある。2016年リオデジャネイロ五輪で、日本の羽根田卓也選手が銅メダルを獲得した。羽根田選手は東京五輪にも出場し、2大会連続のメダルが期待されている。

東京五輪|カヌー(スラローム)の競技スケジュール

男子カナディアン(C-1)予選ほか

7/25(日) 13:00-16:45

男子カナディアン(C-1)決勝ほか

 

7/26(月) 14:00-16:45

女子カヤック(K-1)決勝ほか

7/27(火) 14:00-17:00

女子カナディアン(C-1)予選ほか

7/28(水) 13:00-16:45

女子カナディアン(C-1)決勝ほか

7/29(木) 14:00-16:45

男子カヤック(K-1)決勝ほか

7/30(金) 14:00-17:00

東京五輪|カヌー(スラローム)の日本人出場選手

氏名

年齢

所属

種目

足立 和也

30

ヤマネ鉄工建設

カヌー・スラローム男子カヤックシングル

佐藤 彩乃

24

秋田病理組織細胞診研究センター

カヌー・スラローム女子カナディアンシングル

羽根田 卓也

24

ミキハウス

カヌー・スラローム男子カナディアンシングル

矢沢 亜季

29

昭和飛行機工業

カヌー・スラローム女子カヤックシングル

まとめ

激流の中で行われる、迫力に溢れたカヌー(スラローム)。立ちはだかる流れを攻略し、どうやってゲートを通過していくのか。その技術力も注目のポイントだ。恐らく普通では考えられないようなコースも、選手たちは難なく突破していくことだろう。もちろんゴールまでのスピードも問われ、最後まで目が離せない。興味の湧いた方は、ぜひチェックしてみてほしい。

▼参考
公益財団法人 日本カヌー連盟

By New Road 編集部

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