バスケットボールという競技は、恐らく多くの方がご存じだろう。しかし「バスケットボール3×3」は、あまり馴染みがないかもしれない。これは、本来のバスケットボールと比べて約半分のコートで行う競技。かつては「3on3」と呼ばれ親しまれていたが、東京五輪からはバスケットボール3×3として正式種目に追加された。ここではバスケットボール3×3について、競技の概要や東京五輪に関する情報をご紹介しよう。
目次
バスケットボール3×3の競技概要
バスケットボール3×3は、通常のバスケットボールに比べて約半分のコートで行わる。攻守が目まぐるしく入れ替わりながら、1つのゴールを狙う競技だ。1チーム3人でプレーし、試合時間は10分1ピリオドになる。
この競技では、ボールを保持してから12秒以内にシュートを打たなければ、そのチームは攻撃権を失ってしまう。そのため、その場その場でロングシュートを狙うのか、ドリブルで切り込むのかなどを瞬時に判断し、素早く攻めることが必要だ。また、通常のバスケットボールと違い3ポイントシュートはない。ライン外側のシュートは2点、そして内側からのシュートとフリースローは1点。ボールも少し小さい6号サイズを用いてプレーする。勝敗については、競技時間終了時点で獲得点数の多いチームが勝利。ただし一方のチームが21点取った場合は、その時点で試合終了となる。
ストリート生まれのバスケットボール3×3はDJが会場で音楽を流しながら行うなど、エンタメ要素の強いスポーツとなっている。そのため、あまりルールがわからない方でも楽しんで観戦できるだろう。
東京五輪|バスケットボール3×3の競技スケジュール
<予選リーグ・準々決勝>
・7月24日(土)10:15~22:25
・7月25日(日)10:15~22:25
・7月26日(月)10:15~22:25
・7月27日(火)13:30~22:20
<決勝・3位決定戦>
・7月28日(水)17:00~22:25
東京五輪|バスケットボール3×3の日本人出場選手
東京五輪に出場するバスケットボール3×3の日本人選手は以下の8人である。
<男子>
- ブラウン アイラ(1982年8月3日生まれ)
- 富永 啓生(2001年2月1日生まれ)
- 保岡 龍斗(1995年4月27日生まれ)
- 落合 知也(1987年6月18日生まれ)
<女子>
- 三好 南穂(1993年12月21日生まれ)
- 山本 麻衣(1999年10月23日生まれ)
- 篠崎 澪(1991年9月12日生まれ)
- 東藤 なな子(2000年11月29日生まれ)
まとめ
バスケットボール3×3は、本来のバスケットボールコートよりも小さいコートで行わる。その分、攻守が目まぐるしく変わる非常に激しいスポーツだ。競技そのものだけでなく、DJの盛り上げも見どころの1つ。初めて知ったという方でも、きっと楽しみながら観戦できるはずだ。
スポーツメディア「New Road」編集部
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