ビーチバレーボールは、ビーチで2人ペアになっておこなわれる競技。室内のバレーボールと基本的なルールは同じだが、屋外で実施される競技だということもあり異なる点もある。灼熱の舞台で繰り広げられる、2人の息の合った連携プレーに注目のビーチバレーボール。競技の見どころや東京五輪での実施スケジュール、出場選手などを見ていこう。
目次
ビーチバレーボールの競技概要
ビーチバレーボールは室内のバレーボールコートよりやや狭い8m×8mの砂が敷かれたコートで、ネット越しにボールを打ち合う競技。ネットの高さは男女とも、室内と同じ高さだ。試合は3セットマッチで、2セット先取したチームが勝利となる。1・2セットは21点先取で、3セット目は15点先取。14体14のデュースの場合は、2点差が開くまで試合が続く。試合は2人ペアのチームで行われ、基本的なルールは室内のバレーボールを同じだが控え選手はいない。
選手の入場時や得点時にはDJが試合を盛り上げ、陽気な雰囲気で行われる。一方、1試合で選手1人がボールに触れる回数は1,000回以上といわれるほどハードで、個人の能力だけでなく連携プレーも見どころだ。太陽や風の向きなどの自然による影響を受けやすく、両チームの合計点が7の倍数ごとにコートチェンジ。そのときどきの天候や風向きを味方につけた、頭脳的なプレーにも注目したい。なお、オリンピックにおける成績は女子が1996年のアトランタ大会で5位、2000年のシドニー大会で4位に入賞した。東京大会ではメダルの獲得が期待される。
東京五輪|ビーチバレーボールの日本人出場選手
ビーチバレーボール競技に出場する、4人の日本人選手をご紹介しよう。中でも女子ペアの村上と石井は結成7年目。息の合ったコンビネーションに注目だ。
<男子>
石島 雄介
- 生年月日:1984年1月9日
- 所属:トヨタ自動車
- 略歴:
2008年 北京オリンピック バレー男子 11位
2019年 ジャパンツアー ビーチバレー男子 1位
白鳥 勝浩
- 生年月日:1976年10月29日
- 所属:トヨタ自動車
- 略歴:
2008年 北京オリンピック ビーチバレー男子 9位
2018年 全日本選手権 ビーチバレー男子 1位
<女子>
村上 めぐみ
- 生年月日:1985年9月14日
- 所属: オーイング
- 略歴:2018年 アジア大会 女子 2位
石井 美樹
- 生年月日:1989年11月7日
- 所属: 荒井商事・湘南ベルマーレ
- 略歴:
2016年 日本選手権 1位
2018年 アジア大会 女子 2位
東京五輪|ビーチバレーボールの競技スケジュール
ビーチバレーボールは東京都の潮風公園にて、下記のスケジュールで行われる。
男子予選
- 7月25日(日) ポーランド
- 7月27日(火) イタリア
- 7月31日(土) ドイツ
女子予選
- 7月24日(土) チェコ
- 7月26日(月) ドイツ
- 7月28日(水) スイス
全体のスケジュール
- 予選:7月24日(土)~31日(土)
- 決勝トーナメント~決勝:8月1日(日)~7日(土)
まとめ
ビーチバレーボールは2人チームで行われるため、選手達の総合的な能力や連携プレーが勝敗を分ける。激しいサーブやスパイク、柔軟な連携プレーは目を見張るような迫力だ。2人の連携や柔軟な対応力に注目したい。室内のバレーボールには馴染みあっても、ビーチバレーボールを観戦したことはない方は意外と多いだろう。ルールや採点方法を把握し、東京五輪で迫力のあるプレーを観戦しよう。
▼参考
東京オリンピック公式|ビーチバレーボール
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/sports/beach-volleyball/
スポーツメディア「New Road」編集部
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