2008年の北京オリンピックで登場した自転車競技のBMXレーシングは、オートバイのモトクロスのような楽しさがある。8mのゲートから一気に坂を下りたり、あるいはジャンプしたり大迫力の競技だ。東京五輪で自転車競技(BMXレーシング)を観戦する前に、しっかり競技の概要やルール、東京五輪に出場する日本人選手などについて確認しておこう。

目次

自転車競技(BMXレーシング)の競技概要

アメリカで歴史のあるBMXレース。すでに1960年代に盛んだったモトクロスに続き、1970年代になって自転車が人気となった。コストがさほどかからず刺激的に遊べるとあり、アメリカではBMXを管轄する機関ができたほど。これが、オリンピックにおけるBMXの原型とされている。やがて、1981年には国際BMX連盟ができるなど全世界で大人気に。1993年に国際自転車競技連合に統一された後、2008年の北京オリンピックから正式にオリンピック種目となった。初代のチャンピオンは男子がラトビアのマーリス・シュトロンバルクス、女子はフランスのアンヌ=カロリーヌ・ショソンである。BMXはさまざまな競技のある自転車競技の中で見ると、まだ歴史が浅い。しかし時速60kmにもおよぶスピードや迫力を楽しめる競技であり、東京五輪でもぜひ注目したい。

自転車競技(BMXレーシング)は8mの高さがあるスタート地点から一気に坂を駆け下り、起伏のある場所でジャンプするなどしつつ、傾斜のあるコーナーを通過してゴールまでのタイムを競う。時速60kmで駆け抜けるBMXは迫力満点で、初めて見る方でも楽しめるはずだ。東京五輪では19年アジア大会で金メダルを獲得した長迫選手が登場。同大会8位の畠山選手とともに期待が高まる。

東京五輪|自転車競技(BMXレーシング)の競技スケジュール

  • 男子・女子準々決勝ラン 7/29(木) 10:00-12:00
  • 男子・女子準決勝ラン、決勝 7/30(金)10:00-12:00

東京五輪|自転車競技(BMXレーシング)の日本人出場選手

氏名

年齢

所属

戦歴

長迫 吉拓

27

Dream Seeker

18年アジア大会金メダル

畠山 紗英

22

日体大

18年アジア大会8位

まとめ

自転車競技(BMXレーシング)は8mの高さからスタートし、8台のBMXが一気に坂を下ってく。ジャンプするほどの起伏や傾斜のあるコーナーをスピード感たっぷりに走る選手の姿は、まさに迫力満点だ。東京五輪では日本人選手にもメダルの期待がかかり、見逃せない競技種目の一つ。ここで取り上げたBMXの歴史や競技内容を参考にしながら、ぜひ観戦してみてはいかがだろうか。

By New Road 編集部

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