目次

◆今季最強ローテ トップ10発表

大リーグ公式サイトで、記者による今シーズン「最強の先発ローテーション」が発表された。昨年12月に大型トレードで、カブスからダルビッシュ有、レイズからブレイク・スネルを獲得したパドレスが最強だと宣言したが、今週になってパドレスを上回るローテーションを完成させたチームが現れたとしている。

 

FAの目玉獲得 ドジャースが1位

パドレスを抑えて、1位にランクインしたのはドジャース。レッズからFAとなり、今オフFA市場の目玉だったトレバー・バウアーを3年総額1億200万ドル(約107億円)で獲得した。バウアーは、2019年まで5年連続で2ケタ勝利をマークしている。

 

◆サイ・ヤング賞コンビに若手融合

これでローテーションは、通算175勝の絶対的エース、クレイトン・カーショーと、デービッド・プライスのサイ・ヤング賞左腕コンビ。さらに、2019年に14勝を挙げたウォーカー・ビューラー、昨シーズンのポストシーズンで大活躍し、次世代のエース候補と言われているフリオ・ウリアスと5人がそろった。サイトでは「歴代屈指のローテーション」と評価。さらに、23歳のダスティン・メイと、26歳のトニー・ゴンソリンの若手有望株も控えていることを加えている。

 

◆パドレスはダルとスネル両輪

2位のパドレスは、ダルビッシュとスネルが両輪となる。そこに、昨シーズンローテーションの一角を担い、3勝1敗、防御率2.09でナ・リーグのサイ・ヤング賞投票の4位に入ったディネルソン・ラメット。2019年に11勝を挙げたジョー・マスグローブと、2019年に9勝、昨シーズンは4勝をマークしたクリス・パダックの5人で構成する。

 

◆パドレスの不安材料は「故障」

パドレスは、同じナ・リーグ西地区で昨シーズン両リーグ最多の43勝(17敗)を記録し、ワールドシリーズを制したドジャースに十分対抗できると分析されている。しかし、最大の不安材料に挙げられているのが「故障」。ラメットは、昨シーズン終盤に肘のけがで離脱した。スネルも肘に不安を抱えていて、ダルビッシュも2018年に右肘の故障でシーズンを棒に振ったことが指摘されている。

 

◆3位はメッツ 4位にヤンキース

3位に入ったのはメッツ。2018、19年に2年連続でサイ・ヤング賞に輝いたジェイコブ・デクロムと、2017年に18勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得するなど、2018年まで4年連続2ケタ勝利のカルロス・カラスコを擁する。ランキングでは4位にヤンキース、5位にナショナルズと続いた。

 

◆10位争いに前田のツインズ

前田健太が所属するツインズは、ブルージェイズなどと並び10位候補となった。昨シーズン6勝1敗、防御率2.70の好成績を残し、サイ・ヤング賞の投票で最終候補3人に入った前田。さらに、昨シーズン5勝、2019年まで3年連続で2ケタ勝利をマークしているホセ・ベリオス。強力な2枚看板はそろっているが、FAによりジェイク・オドリッジと、リッチ・ヒルを失う影響をマイナス要因に挙げた。ただ、移籍市場は今も動いているため、今シーズンのトップ10は暫定でまだ確定ではないとしている。

By New Road 編集部

スポーツメディア「New Road」編集部 読者の皆さまの心を揺さぶる、スポーツのさまざまな情報を発信しています!