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J1あさって開幕

J1は、あさって26日に開幕を迎える。今シーズン、チームとしても個人としても達成される可能性のある節目の記録や、更新の期待がかかる記録がある。

 

◎通算400勝

サンフレッチェ広島のJ1通算成績は、385勝142分け362敗。通算400勝まで残り15勝に迫っている。過去3年の勝利数は昨シーズン13勝、2019年15勝、2018年18勝を記録しているため、十分に到達が期待できる。通算400勝は昨シーズン、清水エスパルスが史上6クラブ目の達成を果たしている。

 

◎通算300勝

到達が確実視されているのが、昨シーズン26勝5分け3敗と圧倒的な強さで優勝した川崎フロンターレ。通算292勝120分け162敗で、節目まで残り8勝としている。ここ最近、安定した成績で優勝争いをけん引している王者には、よほどのアクシデントがない限り、前半戦で300勝に到達するだろう。

 

セレッソ大阪は、J1で川崎に次ぐ280勝をマークしている。今シーズン20勝を挙げるのは簡単ではないが、不可能な数字ではない。J1に復帰した2017年は19勝6分け9敗。昨シーズンは2年連続で18勝を挙げた。優勝争いに加われば、節目の通算300勝にも届くはずだ。

 

FC東京は通算278勝142分け240敗で、300勝まであと22勝となっている。昨シーズンは17勝、終盤まで優勝争いをして2位だった2018年は19勝を記録している。悲願のJ1初優勝を果たせば、同時に通算300勝を達成するかもしれない。

 

◎通算100得点

これまで15人の選手が達成している節目の数字に、サガン鳥栖の豊田陽平が残り2ゴールに迫っている。5年連続で2ケタ得点をマークし、チームを得点源だった全盛期ほどの力はないが、2019年には26試合4得点。けがなく出場時間を増やすことができれば、100得点への期待は膨らむ。

 

通算得点では、15年ぶりにセレッソ大阪へ復帰した大久保嘉人に関心が集まっている。大久保は現在、J1歴代1位の185得点。昨シーズンプレーしたJ2東京ヴェルディでは無得点に終わったが、前人未到の200得点を目指す。

 

歴代3位の157得点をマークしている浦和レッズの興梠慎三は、昨シーズン限りで引退した歴代2位の佐藤寿人に4得点で並ぶ。興梠は鹿島アントラーズ最終年の2012年から9年連続で2ケタ得点を記録。長期離脱がなければ、歴代2位は確実で、どこまでゴール数を伸ばすことができるか注目される。

 

◎最年長ゴール

現在の記録は、1994年に鹿島のジーコによる41歳3カ月12日。今シーズンの開幕節、横浜FCとコンサドーレ札幌の一戦に記録更新の期待がかかる。横浜FCには開幕日に54歳の誕生日を迎える三浦知良に加えて、6月に43歳になる中村俊輔が所属する。

 

一方の札幌には、9月に42歳となる小野伸二がいる。3選手ともJ1での得点からは遠ざかっているが、ネットを揺らした時点で最年長ゴール更新となる。あさって開幕するJ1は優勝争い、残留争いはもちろん、記録も注目される。

 

By New Road 編集部

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