巨人がルビー・デラロサ投手が左足小指を骨折したと発表した。3日からのオープン戦・ヤクルト2連戦(東京ドーム)はベンチ入りメンバーから外れていた。今後は1軍から戦線離脱し、故障班でリハビリ調整を行う。
来日3年目のデラロサは守護神として活躍。昨年は35試合登板で2勝0敗17セーブ5ホールド、防御率2.56。左脇腹の肉離れで約1ヶ月の離脱期間があったが、リーグ連覇に大きく貢献した。今季の守護神はセットアッパーで実績を積んだ中川皓太が有力視されていたが、デラロサも勝利の方程式を担うセットアッパーとして不可欠な存在だった。想定外の故障はチームにとって大きな痛手だ。
巨人の投手陣の助っ人外国人は4人。エンジェル・サンチェス、C.C.メルセデスは先発要員で、救援で起用されているのはチアゴ・ビエイラだ。来日1年目の昨年は27試合登板で0勝1敗2ホールド、防御率3.28。シーズン序盤は制球難に苦しんでファーム降格を味わったが、終盤に改善した姿を見せ、日本シリーズでは最速164キロの速球でソフトバンク打線を抑え込むなど力をつけている。
ただ、まだまだ安定感に乏しく、デラロサに比べると見劣りするのが実情だ。
「デラロサは復帰に時間がかかる可能性があるので、リリーバーの補強で外国人の獲得に動く可能性は十分にある。救援陣は他球団と比べても少し不安がある。原監督のことだから準備はしていると思います」(スポーツ紙巨人担当記者)。
開幕前に緊急補強へ動くか。
スポーツメディア「New Road」編集部
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