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◆巨人の身長2m新人 62年ぶり開幕スタメン狙う

開幕まで3週間を切ったプロ野球は今シーズン、身長2メートルの新人が話題となっている。秋広優人内野手。二松学舎大付属高校から昨秋、巨人のドラフト5位で指名された。キャンプ中の紅白戦から快音を響かせるなど、身長だけでなくプレーでも存在感を見せている。巨人の高卒野手としては王貞治以来、62年ぶりの開幕スタメンが現実味を帯びている。

 

J1にも2m 190cm超4人のクラブも

一足先に開幕したJリーグにも身長2メートルの選手がいる。GKを中心に、J1の20チームすべてに身長190センチ以上の選手が所属し、清水エスパルスには190センチ超の選手を4人も擁している。チーム別の身長190センチ以上は以下の通り。

 

【各クラブ身長190cm以上の選手】

◎清水エスパルス 4人

GK 大久保択生 190cm

DF 立田悠悟 191cm

FW 指宿洋史 195cm

FW 栗原イブラヒムジュニア 191cm

FC東京 3人

GK 波多野豪 198cm

GK 林彰洋 195cm

GK 野沢大志ブランドン 193cm

◎アビスパ福岡 3人

DF カルロス・グティエレス 192cm

DF 三国ケネディエブス 192cm

GK 永石拓海 191cm

◎川崎フロンターレ 2人

GK チョン・ソンリョン 191cm

GK イ・キョンテ 191cm

◎名古屋グランパス 2人

GKランゲラック 193cm

GK武田洋平 190cm

セレッソ大阪 2人

GK キム・ジンヒョン 192cm

DF チアゴ 191cm

◎鹿島アントラーズ 2人

GK 山田大樹 190cm

DF 町田浩樹 190cm

大分トリニータ 2人

GK ポープ・ウィリアム 192cm 

FW 長沢駿 192cm

◎コンサドーレ札幌 2人

GK 中野小次郎 200cm

FW ジェイ 190cm

サガン鳥栖 2人

GK 金珉浩 192cm

GK 守田達弥 191cm

◎ヴィッセル神戸 2人

GK 前川黛也 191cm

GK 伊藤元太 190cm

◎横浜FC 2人

GK 猿田遥己 191cm

GK 市川暉記 190cm

◎ベガルタ仙台 2人

DF アピアタウィア久 191cm

GK ヤクブ・スウォビィク 190cm

◎ガンバ大阪 1人

FW レアンドロ・ペレイラ 190cm

◎柏レイソル 1人

GK 滝本晴彦 190cm

◎サンフレッチェ広島 1人

GK 川浪吾郎 192cm

◎横浜F・マリノス 1人

GK オビパウエル・オビンナ 193cm

◎浦和レッズ 1人

GK 鈴木彩艶 189cm

◎湘南ベルマーレ 1人

GK 谷晃生 190cm

◎徳島ヴォルティス 1人

FW 鈴木倫太朗イブラヒーム 192cm

 

◆最も低いのは158cm「タイのメッシ」

J1で身長190センチを超える選手は37人。そのうちゴールキーパーが25人と、全体の68%を占めた。キーパーはセーブできる範囲を広くしたり、シュートコースを狭くしたりするため体が大きい方が有利とされている。ガンバ大阪と徳島ヴォルティスを除いた18チームに、190センチ超のキーパーが所属している。

 

身長が最も高いコンサドーレ札幌のGK中野小次郎は、徳島ヴォルティスのユースから法政大学に進学した。大学3年生のときに札幌入りが内定し、大学4年生の昨年9月、特別指定選手としてヴィッセル神戸戦でJ1の舞台に立った。0-4で敗れるほろ苦いデビューだったが、第23節の鹿島戦では無失点勝利に貢献した。昨シーズンは5試合に出場している。

 

一方、J1で最も身長が低いのは、158cmのコンサドーレ札幌MFチャナティップ。変幻自在のドリブルで「タイのメッシ」と呼ばれている。札幌加入1年目の2017年は16試合で無得点に終わったが、2018年はレギュラーに定着。30試合で8得点を挙げてチームの4位躍進の原動力となり、東南アジアの選手として初めてベストイレブンに選ばれている。昨シーズンまでの4年間で、J1通算92試合に出場して13ゴールを記録している。

 

日本人で最も身長が低いのは、FC東京のMF紺野和也と横浜F・マリノスのFW仲川輝人で161cm。紺野は2019年3月、法政大学3年生の時にコンサドーレ札幌の特別指定選手に承認された。昨年2月のACLパース・グローリー(オーストラリア)戦でプロデビュー。昨シーズンはJ1で9試合に出場している。

 

仲川は専修大学から、2015年に横浜F・マリノスに入団した。J2の町田ゼルビアやアビスパ福岡への期限付き移籍を経て、2018年にマリノスに復帰。24試合で9得点をマークした。さらに、2019年は33試合で15得点を記録し、得点王に輝いた。チームをリーグ優勝に導き、MVPとベストイレブンに選ばれた。この年、初めて日本代表にも選出された。各チームで最も身長が低い選手は以下の通り。ガンバ大阪とセレッソ大阪を除いて、160センチ台の選手が所属している。

 

【各クラブ最も身長が低い選手】

◎158cm

コンサドーレ札幌 MFチャナティップ 158cm

◎161cm

FC東京 MF紺野和也

横浜F・マリノス FW仲川輝人

◎162cm

アビスパ福岡 MF杉本太郎

◎163cm

清水エスパルス MF金子翔太

◎164cm

サンフレッチェ広島 FW鮎川峻

徳島ヴォルティス MF浜下瑛

川崎フロンターレ MF長谷川竜也

横浜FC MF杉本竜二

◎166cm

ベガルタ仙台 MF佐々木匠

鹿島アントラーズ MF小川優介

大分トリニータ MF町田也真人

名古屋グランパス FW相馬勇紀ら3人

◎167cm

ヴィッセル神戸 MF井上潮音

サガン鳥栖 MF湯沢洋介

湘南ベルマーレ MF平松昇

浦和レッズ MF関根貴大

柏レイソル FW鵜木郁哉

◎170cm

ガンバ大阪 FW小野裕二

セレッソ大阪 FW大久保嘉人ら5人

 

◆世界には2m超のFW

世界のプロサッカー選手では、元イングランド代表FWのピーター・クラウチは身長201cmだった。一方、世界屈指のFWリオネル・メッシは身長170cmと小柄。同じポジションでも身長は大きく違った。身長は選手の特徴の1つにすぎない。体格や長所を生かしたプレーが、トップ選手の共通点となっている。

By New Road 編集部

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