元プロ野球選手の清原和博氏(53)が入れ墨を消す施術を受け始めたとスポニチが7日付の紙面で報じた。同紙によると、2年前に亡くなった母・弘子さん(享年78)の形見の指輪を首から下げ、三回忌に当たる今月5日から施術を開始。同学年の親友で野球評論家の佐々木主浩氏から入れ墨を消すことを勧められてその約束を果たしたい思いから決断したという。
現役時代に「大魔神」の愛称で日米通算381セーブをマークした佐々木氏は清原氏にとってかけがえのない存在だ。16年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた際は、初公判で佐々木氏が情状証人として出廷。この行動に賛否両論の声が上がったが、佐々木氏は強い絆で結ばれた親友に手を差し伸べた。
入れ墨は右脚と左胸にあり、完全に除去されるまでに2、3年かかるという。清原氏は昨年6月に執行猶予期間が満了。今年2月にプロ経験者が学生(高校、大学)を指導するために必要な学生野球資格が回復している。日本学生野球協会のガイドラインによると、執行猶予期間経過の5年後となる25年6月以降からアマチュアの指導が可能になる。
ネット上では、「見た目もスッキリしてきて、入れ墨も消し始めて、高校球児の指導をしたいと言う道も決めたとのことですから、迷いなくそのまま進んでほしいです」、「清原さんのそうした素直なところ、義理堅いところは素晴らしいと思う! そしてクスリを断ち切るんだという強い意思。一度は転落したが自分を取り戻そうと奮闘している。それでこそスターだ」など激励のメッセージが。
また、「あの当時、世間のバッシングが凄まじい時も自分の立場も省みず堂々としたコメントした佐々木さんには心打たれました。佐々木さん自身も仕事を抱えていてかばったりしたら共倒れの危険性もあったなかあの行動は感動しかありませんでした。清原さんにも伝わっていると思いますので応援していますので頑張ってください」、「本当に親友というものがどれだけ大切なものかを感じます。佐々木さんは十代のころから苦楽を共にした清原さんのビッグマウスの裏の弱さをよく知っていたんでしょうね。大逆風が吹いているとき、しっかりと清原さんの手を繋ぎ止めていた佐々木さんの姿には驚くとともに勇気を感じました」など佐々木氏を称えるコメントも目立った。
スポーツメディア「New Road」編集部
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