日本サッカー協会は10日、日本代表が韓国代表と25日に日産スタジアムで国際親善試合を開催することを発表した。日韓戦の国際親善試合は118月以来10年ぶりとなる。

 

 日本代表は25日にW杯アジア2次予選ミャンマー戦を日産スタジアムで開催予定だったが、ミャンマーで軍事クーデターが起きて政情不安であることが影響し、延期となっていた。日本協会は代替試合となる国際親善試合を開催するため、韓国サッカー協会に接触。韓国側が承諾して開催が実現することになった。

 

 同時期には東京五輪世代のU24日本代表がアルゼンチンと国際親善試合を2試合行う。日韓両国が「海外組」を招集できるか不透明だが、可能な限りのベストメンバーをそろえて激突することになりそうだ。

 

 ただ、コロナ禍で国際親善試合の開催にネット上では反対の声が目立つ。「まったく理解できない。コロナ禍で過密日程だからという理由で交代枠の拡大が行われ、Jリーグでは飲水タイムが設けられているのに海外からチームを呼んで試合をするなんて。さらに選手に負担をかけるの?矛盾だらけ。これでチーム活動中にコロナに感染して、戻ったチームで拡大させたらどう責任が取れるのだろう。そうでなくともガンバが活動停止となりこのあとの展開によってはJリーグがきちんと日程消化できるのかも微妙な状況。即刻中止すべき」、「一言で今じゃないでしょ!外出自粛で国民が我慢してる時に海外から人を呼び寄せる事を何故するのかが理解できない。しかも25日って首都圏の宣言解除が出てすぐの予定を組むってあり得ない。本当にあり得ない。それとも首都圏じゃなければOKみたいな感覚で地方都市で開催ですか??国内の移動制限もあってGoToだって批判が集まっているのにサッカーは好きだけど協会の考えが理解出来ない」。

 コロナ感染の収束に向け、国民が日常生活で我慢を強いられているだけに、国際親善試合の開催に反発の声が多いのは致し方がないだろう。

By New Road 編集部

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