レッドソックスの沢村拓一投手がオープン戦に初めて登板し、2/3回1安打1失点、3四球1奪三振で降板。2死を取るまでは順調だったが長打と3者連続四球で失点し、予定された1回を投げ切れなかった。

 

 5回から登板した沢村は先頭打者を右飛。次の打者は決め球のスプリットで空振り三振と上々だったが、ここから崩れる。9番打者に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、その後に3者連続四球。押し出しで1点を失った。この時点で投球数が予定を超える26球だったためマウンドを降りた。26球のうちストライクは10球。直球は最速156キロだった。

 

 メディアの各報道によると、沢村はオンライン取材で登板を振り返り、「いい緊張感はありましたけど、ちょっと、投げながらすごく神経質になりすぎてしまった」と反省を口にしたという。

 

 「神経質になりすぎた」という発言が、ネット上では大きな反響を呼んだ、「名刺代わりの3連続四球。実に沢村らしいじゃないか!?神経質になる必要は無い。沢村はコントロール云々の前に、腕をしっかり振る事だけに集中するのが一番かと」、「これが怖かった()『すごく神経質になった』とあるけど巨人時代からそうだ、メンタル弱すぎ。びびったメンタルじゃなくて、抑えよう抑えようとしてイライラからの強引な投球からの四球、暴投、それからのヒット、ホームランで自滅する。そこが一番の課題と違うかな。才能も力もあるんだからロッテ時代を思い出して伸びのびやってくれたら才能発揮すると思う」など激励のメッセージが。

 

 米国でメジャー取材歴が10年を超える日本人記者はこう分析する。

 「沢村は良い球を投げていましたよ。ただ神経質になりすぎて自分と戦っているようにも見えた。球威十分の直球はストライクゾーンで十分に勝負できるし、スプリットも良質なので三振を奪える。メジャーで最も印象が悪いのが四球。日本で実績がある投手だし、『打てるものなら打ってみろ』ぐらいの攻め気のメンタルで臨んだ方が良い結果が出るでしょう」と期待を込めていた。

By New Road 編集部

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